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洞 不全 症候群 心電図

洞不全症候群に対するペースメーカ植込み基準


心臓の最初の興奮が起こる洞結節、またはその周囲の障害のため、「洞性徐脈」や洞結節での興奮が起こらない「洞停止」、洞結節は機能しているが心房に刺激が伝わらない「洞房ブロック」などを生じます。 洞不全症候群は、ルーベンシュタイン(Rubenstein)分類により、I群からIII群まで分けられています。 運動時などにも心拍数の上昇がみられず、慢性的にアダムス・ストークス発作、心不全、易疲労性などの症状を呈します。 症状が軽度で、自覚症状があまりないことも多いのですが、だんだんと徐脈が高度になっていないか、持続していないか、注意してみていく必要があります。 不整脈そのものは致命的ではありませんが、日常のQOLを著しく低下させます。 それだけではなく、車の運転中に失神を起こしたり、失神による転倒転落などは命にかかわる事故となります。 また、心房細動などの頻脈性不整脈を合併している例もあり、徐脈と頻脈が交互に現われます。 どんな危険がある? 突然、失神を起こす可能性があり事故につながりやすい 危険なサインは? 息切れ、眼前暗黒感、めまい、けいれんなどの症状 2. 持続する高度の徐脈 RR間隔の延長 主な症状 1. アダムス・ストークス発作 2. 心不全症状 3. 易疲労感 主な原因 1. 加齢 2. 虚血性心疾患 3. 心筋症 4. サルコイドーシスなどの浸潤性病変 5. 炎症性病 6. 家族性発症など 主な治療 1. 原則として3秒以上の停止や失神発作歴があればペースメーカー植込み術の適応 (『ナース専科マガジン』2010年1月号から改変利用).

洞不全症候群(SSS)


洞不全症候群 SSS:sick sinus syndrome は心臓の刺激伝導系の最初のスイッチが壊れる病気です。 スイッチが壊れると心電図はどのようになるでしょうか。 スイッチが入らなければ心臓は動かないんだからこうなります。 まあ極論ですね。 実際にはこの病気は実は心臓が止まってそのままということはほとんどなく、時々はスイッチが動いてくれたり、別の場所からスイッチが発生したりするので死に至ることはないといわれています。 スイッチとは言いましたが、切れかけの豆電球の方が表現としてはわかりやすいかもしれません。 そして切れかけ方にいくつかパターンがあります。 1つ目は同じ間隔で脈が遅い状態、いわゆる洞徐脈です。 定期的に豆電球がちかちかしている状態です。 2つ目は洞房ブロックといいます。 何拍か打った後にもう無理と言わんばかりに一回だけお休みする状態です。 脈が伸びる間隔はR-R間隔の整数倍です。 3つ目は洞停止という状態です。 電球が突然つかなくなって風前の灯火で不定期につくような感じです。 もうほんと今にもつかなくなりそうですよね。 脈が伸びる間隔はR-R間隔の整数倍ではないのも特徴です。 4つ目は何かしらの頻脈の後に突然脈が遅くなる状態です。 徐脈頻脈症候群といいます。 全力疾走した後に突然息切れして倒れこんでしまう感じです。 頻脈の原因は何でもいいですが、実際の現場では脈を上げればいいのか下げればいいのか結構困ります。 このように洞不全症候群にはいくつかの病態があり、Rubensteinらによる洞不全分類というものが存在します。 1つ目がI型 持続性の洞性徐脈 、2,3つめがまとめてII型と言われ 洞停止又は洞房ブロック 、4つ目のをIII型で徐脈頻脈症候群といいます。 洞不全症候群は一連の刺激伝導系の最初である洞結節の異常です。 つまりその下の電線や変電所部分には異常がありませんので、QRS・T波の数、形、順番に異常はありません。 でもP波は心房興奮ですよね。 洞不全とは洞結節の異常ではないのですか?、洞房ブロックという言葉があるように洞結節と心房は違うものですよね?、なぜ心房波であるPが消えたら洞不全症候群なのですかという方は非常に優秀です。 もうこれを読まずとももっと専門書を読んでいただいてもいいかもしれません。 長くなりそうなので次回に回します。

不整脈(洞不全症候群・房室ブロック)


I型 洞徐脈。 50bpm以下。 II型 洞停止または洞房ブロック 洞結節 Universal music store

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